月に見る夢

    月には謎が多い。
    多いどころか全く解明されていない。

    ここではそれらの代表的なものを4つあげてみます。



起源 クレーター
大きさ ムーン・イリュージョン

@ 起 源 @
@

月の起源には、主に5説ある。

1 親子説
2 双子説
3 捕獲説
4 衝突説
5 人工説


 1.親子説
地球から月は分裂したとする説。
しかし、もし自然分裂するとしたら、地球の自転がかなり速くないと無理である。
あるいは、当初の地球は目も眩む速さで自転していたのかもしれない。

 2.双子説
地球が成形されるとき、近くで月も一緒に出来たとする説。
そのように、仮定すると46億年前に出来たとされる「月の石」が説明不能になる。
その年代には、まだ地球は、マグマでドロドロであったとされている。その時、月にはすでに「固体なる石」があったことになる。
しかし残念ながらこの測定は地球上の石と同じ方法で測られている。環境の違う月において適性な測定方法といえるだろうか?
その点が、問題となる説である。

 3.捕獲説
月は地球と異なる場所で誕生し、その後地球の軌道に捕らえられたとする説である。実に、ロマンに高い説であり、好みの説である。
月は宇宙を旅している途中で、地球に寄りかかり、ただ休息をとっている。
現在地球から年間に約 3cm、遠ざかって行くのは「旅立ちの時」がきたからであり、いつの世も残されるほうは、寂しいものである。

 4.衝突説
地球形成中に火星規模の小惑星が衝突し、その衝撃で分裂して月が出来た
する、親子説の衝突版とでもいえる 。
分裂説には、そもそも「月の大きさが太平洋の大きさとほぼ一致する」ことが理由のひとつにあげられるが、ならば「大西洋」や「インド洋」は?と聞かれても答えられるはずもない。

 5.人工説
何らかの理由により宇宙人などが創ったとされる説 。
もし創ったのであれば他に類を見ない「芸術」であり、月の内部が空洞という話も信憑性が増す。


以上簡略に述べたが、これらの説には、肯定や否定・反論などがつきまとい、今のところ定説はない。どの説を信じようとも自由である。それによって月の魅力が損なわれることはないであろう。


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