伝承吸血鬼 − 退治法 | ||
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「死が続く」や「死人が戻ってくる」などが起こるとなかなか人は安らぐ事が出来ないのが普通だ。 そこでその問題を解決しようとする。 解決方法は「吸血鬼を倒す」これしかない。 主な解決方法として、「杭を刺す」「首を切る」がある。 まず、このどちらかを選択して、又は同時に行う。 そして「杭を刺す」にしろ「首を切る」にしろ凝固しない血が流れ出る。この血を浴びると吸血鬼になるので、獣の革を被せて、返り血を浴びないように処置をした。 ところが処置をしたにも関わらず問題が解決しない事が有り、その様な場合には、人々は最後の手段にでる。 「灰にする」 詰まり焼き尽くすのである。 この方法は必ず成功したとされるが、これは飽くまで最後の手段である。理由は、火葬炉がないからだ。 人間を灰にするには、かなりの熱量が必要であり、当然中世では電気や重油などがない。全て薪で焼くということは、大変な作業であっただろう。 簡単に「じゃぁ、焼こう!」とはいかなかった。 |
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