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ヨーガ行者などは、空中に浮けそうな気がしないでもないが、これは思い込みであろう。 これと同じ理由で、魔女も飛ぶのであり、それは「箒・熊手・シャベル」などに跨って飛ぶのである。 特に有名なのが、箒であろうか。何故「箒」なのかは諸説いろいろある。 そしてまた飛ぶ方法もいろいろある。 1.何か棒状の物に跨り飛ぶ 2.悪霊が変身した山羊・雄牛・馬・狼などの動物に跨り飛ぶ 3.魔王が摘み上げ瞬間移動させる これらの民間伝承があった一方で、10世紀頃には、魔女は飛行が不可能であるという論も唱えられている。 「もし魔女が飛行するとしてもそれは魔女の想像の中だけである」として。 しかし、15世紀末には「魔女たちへの鉄槌」においてそういった「誤った」見解が魔女を野放しにしてしまったと嘆く記述がある。 また、飛行に不可欠なのが「軟膏(油)」だとされている。そしてその軟膏をしようした、飛行テスト記録も何例か残されている。 そのテストとは、捕らえた魔女に軟膏を塗り様子を見守るという単純で適切なテストであった。そして軟膏を塗られた魔女は「深い眠りに落ち」てしまったとされる。 再び目が覚めると「空を飛びサバトに参加した」と多くが証言した。 上記の記事を見る限り10世紀頃には極めて冷静に魔女を解釈しているが、15世紀に再び「飛ぶ」事になっている。妙な話である。 この「飛ぶ」については正確な事が解りえない。 例えば、軟膏(香油)を箒もしくは体に塗ると飛ぶ事が出来るという話があり、これはその薬に幻覚を見せる作用があって、その為飛んだ気になるという説もある。あるいは、もしかしたら昔は本当に飛べたのかも知れない。これらの事には全て確証がありません。 つまり記録者は飛んでいる所を観ておらず、飛んだ話しを魔女から、あるいは魔女を目撃した者から聞いただけである。 ここに真実は見出せないであろう。
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