初期の人狼の位置づけは下記のように行われていた。

如何なる者が既に埋葬されたる屍体を掘り起こし悪辣な恥辱に満ちて略奪した場合 死者の親族に対し価格賠償の責あるものと判決されるべし。然るのちそれが満たされるまで、狼すなわち平和喪失者とたるべし。

ここでは、墓あばきや屍体略奪、または損傷は、死者への冒涜であり、嫌悪すべき事柄とされている。
そしてこの他にも、毒殺や魔術による殺人も同等とされた。これらの罪を犯したものは、裁判により「人狼」と宣言され追放を勧告される。

これは６、７世紀には既に確立されていた考え方である。

これが人狼の初期地位と考える。