Witches
contents
Introduction
    「魔女」とされる人々が信仰していたものは何であったのか。
    それは「悪魔」であったのか?「神」であったのか。
    自称ならば「悪魔」を、他称ならば「神」を信仰している。では、その信仰はどのようなものなのであろうか。

    この「他称魔女」の信仰について述べている書籍は少ない。しかし、魔女についての書籍はご存知の通り、かなりの数を有する。そして、その殆どが「キリスト教」側から観た魔女であり、魔女の立場に立った物は皆無に等しい。それは、それで、当然である。なぜならば、「魔女」は「キリスト教」にしか付随しないからであり、故に残存する魔女に関する文献は「キリスト教徒」が書き記したものと断定できるであろう。
    実は、「魔女」と言う言葉を用いた時点で、既に「キリスト教側」に立っているというを想起する必要があるのである。



    Regular
魔女の存在
魔女の信仰
魔女の集会
魔女の判決
魔女と悪魔
魔女と妖精
魔女の浮遊
魔女の魔術
最後に
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Regular

現在知られている中で、最古の神を描いた壁画とされているのが、フランスのアリエージュのトロワ・フレールの洞窟にある。
時代はおおよそ旧石器時代の後期であろうとされ、そこに描かれている神は「雄鹿の皮」を着た男である。
この男は、壁の上部に描かれ、その周りは動物で埋め尽くされている。
これは、その時代が狩猟で成り立っていたことの現われであり、生活を支えてくれる動物は、神もしくは、神に付随する者に他ならなかった。
この考えは「狩猟」から、「放畜」、そして「農耕」へ生活基盤が変わっても一部に残存した。

ここで重要なことは、動物の姿を借りた「神」には大きな特徴があった。それは角をもっている動物であったことである。

これを総じて「有角神」という。

神の姿
【 Short 】