伝承吸血鬼 − 条 件
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[ 行 動 ]

    吸血鬼になるには幾つかの決まり事がある。
    それを満たしてしまうと吸血鬼となり、満たさなければ人として扱われる。吸血鬼のボーダーラインである。
    誰にでもその要素はあり、吸血鬼になりえる。

1
埋葬地を掘り返した時、体が腐敗していない
2
流行病で最初に死んだ人
3
埋葬地を掘り返した時、生前より体が太くなっている人
4
埋葬地を掘り返した時、埋めた姿に変化が見られる人
5
埋葬地に獣の足跡が多く付いている人
6
その他



[ 実 体 ]
条 件
[ 吸血鬼化 ]
[ 退治法 ]
[ 厄除け ]
[ まとめ ]
その他

    吸血鬼の条件は前記の状態以外にも幾つか有るとされている。

口から流れる血液

これが吸血鬼の最大の特徴「血吸い説」に大きく貢献している。
埋葬地を掘り返し、死んだと思っている人間の口から血が流れていたとしたら掘り返した人は驚くであろう。
何故死してから流血するのか。
屍体となった人が獲物を探して血を吸ってるのか。
それとも流血しているのは自分の血なのか。
中世なら他人の血となり現在では自分の血となる。
これは死後の体についての知識の差にほかならない。口から血が流れる理由は、多くの吸血鬼とされた人間が、一般的にうつ伏せに埋められていた事実に基づくき、その所為で凝固しない血液(「吸血鬼化」の項を参照)は、当然の如く循環しない。そして血は、自然の摂理に従い、重力によって下に溜まる形となり、結果、口や鼻などの穴から流出する。


屍体の再生

爪が抜け落ち皮膚が破れ、その下に新しい皮膚が確認出来たなら、埋葬地を掘り返した人は「再生をしている」と思っても仕方がない。
この症状は、人間の腐敗過程において起こり得ることであり、それは実際に新しい皮膚ではなく、赤膚が顔を出すだけである。
仮に屍蝋化していれば、筋肉組織はかなり鮮明な「恰も今死んだばかり」のような赤色を見せる。あるいはそれを見たのかもしれない。

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